移動平均線を読んでみよう

トレードに関して学ぶべきポイントは様々あり、どこから始めるべきか迷う人も多いでしょう。
環境スペースでは、トレードを始めるならまずは株価チャートを読めるようになるべきだと考えています。
今回は、株価チャートの移動平均線についてご紹介します。


移動平均線とは

株価チャートでは、ローソク足により一定期間の株価情報がわかります。
ローソク足を見れば、始値終値、高値と安値の4本値が一目でわかるようになっています。
ローソク足と組み合わせて使える指標が移動平均線です。
移動平均線は、一定期間の株価の終値の平均を結んだ線を指します。
ローソク足との位置関係をみたり期間を変えて移動平均線との関係性をみたりすると、分析の精度が高くなります。


移動平均線で分かること

移動平均線を活用すると、相場のトレンドがわかります。
上昇トレンドか下降トレンドかを知り、売買のタイミングを見極めましょう。
特に、短期の移動平均線と長期の移動平均線の組み合わせで、売買のタイミングがわかりやすくなります。
まず、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から交差する状態が、ゴールデンクロスです。
ゴールデンクロスは、相場が上昇トレンドになる転換点を示します。
株価の上昇が期待できるため、買いのサインだと言われています。
逆に、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から交差する状態をデットクロスといいます。
デッドクロスは、相場が下降トレンドに切り替わった事を示します。
株価の下落が始まるため、売りのサインといわれています。
多くの証券会社のチャートで、移動平均線が表示できます。
株価チャートはローソク足だけではなく、移動平均線もチェックして分析するようにしましょう。


移動平均線を使った投資手法

移動平均線を使った分析は、多くのトレーダーが利用しています。
移動平均線を使った投資手法をいくつか紹介します。

グランビルの法則
移動平均線と株価の位置を分析して、株価の売買タイミングを計る法則です。
4つの買いサインと4つの売りサインを、株価チャートから読み取ります。

ボリンジャーバンド
移動平均線の上下に3本ずつの線を並べます。
統計上の確率とボリンジャーバンドの形状から、株の売買サインを読み売買ポイントを確定します。

MACD
単純移動平均線と指数平滑移動平均線により、相場のトレンドを読み取ります。


トレードで成功するためには、運や勘を頼っていてはいけません。
様々な指標を正確に読み取って、データを基準にしたトレードを行うことが大切だと環境スペースは断言します。
ぜひ、移動平均線をしっかりと読み取りトレードのレベルを上げていってください。