外国人投資家の動向に注意してトレードしよう

株でトレードを行う場合、失敗しないためには外国人投資家の動向に気をつけなければいけません。
外国人投資家は日本株の6割以上を売買しており、1度の売買で多額の資金が動くため、その流れと逆のトレードをしてしまうと大損してしまうこともあります。
逆に言えばその波に乗ることができれば、個人投資家でも失敗せずに利益を得続けることができるのではないでしょうか?
今回の記事では、外国人投資家について環境スペースが紹介します。

■外国人投資家とは?
「日本国外の住所からだされた注文」が外国人投資家の定義となっており、国籍や拠点となる住所は関係ありません。
そのため、日本の大手の金融機関がアメリカやヨーロッパなどに資金を預けた場合も外国人投資家として分類されます。
実際には、外国人投資家の大半は海外マネーであり、長期保有の投資家や、ヘッジファンドやHFT(高頻度取引)など様々です。
日本の上場企業の99%以上が日本に本社がある日本企業で、株主も個人投資家や国内の金融機関が7割を占めており、外国人投資家は3割程度しかいません。
しかし、日本株売買のシェアとなった場合は、外国人投資家の割合が7割にまで上がるため、外国人投資家が売買を行うと株価に影響を与えるのです。

■外国人投資家の売買
外国人投資家の長期保有をしている大手の運用会社では、1回での注文金額が非常に多いため、売買の金額が大きくなり、数週間に亘って売買する傾向にあります。
日経平均株価が500円以上動いた時は外国人投資家が売買を行っている可能性が高いため、数週間相場の動向に注意すると良いでしょう。
外国人投資家は、世界の景気が良くなってくると業績が拡大することを見込んで日本株時価総額が大きな企業の株を買うことも。

ヘッジファンドの運用
ヘッジファンドは、市場が上がろうと下がろうと、利益を追求するのを目的にしているファンドで、日本の株式市場に大きな影響をもたらしています。
2018年度のヘッジファンドの運用残高を投資地域別に見た場合、北米が65%を超えており、アメリカ市場の動向に1番影響を受けることとなります。
そのため、アメリカの株式市場が上昇した場合は、アメリカ市場から分散投資を行うため、日本株が上昇するのです。
 
日本だけに投資を行う外国人投資家は近年減少しつつあり、アジア全体やグローバル運用をしている投資家が増えているため、中国の株安の影響が大きな影響を与えていると考えられています。
外国人投資家の動向に注意してトレードすることを環境スペースは提案しますよ。